昨日、3/26にUTANOVA@神奈川に行ってきました。
いやーーーもうサイコーでした!
最高すぎて、私の人生もうすぐ終わっちゃうんじゃないかって思ったくらい。
(理由は後述)
記憶が残っているうちにライブレポUPです。
まずはセトリから
2021.03.26 吉井和哉 UTANOVA@神奈川 セットリスト
- 01.VS
- 02.母いすゞ
- 03.CALL ME
- 04.TOKYO NORTH SIDE
- 05.薔薇と太陽
- 06.SWEET CANDY RAIN
- 07.LOVE&PEACE
- 08.BELIEVE
- 09.HEARTS
- 10.Don’t Look Back In Anger
- —encore—
- 11.スティルアライヴ
- 12.WEEKENDER
- 13.MY FOOLISH HEART
- 14.TALI
前回までのUTANOVAのセトリを見たらイエローモンキーの曲もやってたみたいだけど、今回はモンキー曲はなし。『吉井和哉』の歌声をじっくり聞けた気がします。
ライブのふりかえりなど
客電が落ち、さっそうと登場する吉井さん。
大きな拍手が起こります。ホントだったらここでキャーーーとか言いたいところなんだけどね。
さっそく1曲目『VS』からライブ開始。アコギだけど曲のかっこよさはそのまんま。座りながら聴くのがむずむずする(笑)。この曲は立って聞きたい!
1曲終わるごとにほっとした表情。ちょいちょいMCをはさみながらライブが進んでいく。本当に「ソロ」ライブだ。
会場を見渡して「今日は(お客さん)結構入ってるね。もうたくさん入ってもいいんだっけ?」。
いや、聞かれてもわからんし(笑)
今までのUTANOVAは言ったことないからわからないけど、確かに今回は今までの会場に比べるとキャパが大きかったようでそのぶん人も多かったみたいです(約320人)。
「今日は全員神奈川の人らしいですよ」
「今日はどうやってきたの?車?車持ってる人ー?結構いるじゃん!」
「神奈川の人って運転荒いよね。運転荒い車見ると横浜とか川崎とか。(ディスってるわけじゃないらしい)」
「よく第三京浜とか大黒ふ頭とか車で行くので見かけたら声かけてください」
「ここ(ベイホール)初めてですけどいいですよね。海が近くて。(ステージから)海が見えるのかな?毎月ライブしようかな」
「イエローモンキーでもやりたいね」
会場から大きな拍手。
「アコースティックで」
え。たぶんそれはちょっと……と思った人ほかにもいたと思う(笑)
でも毎月やっていただいて全然かまいませんよ!
声を出せないのをいいことにいろいろ質問してくる吉井さん。
「今日はごはん食べたの?まだ?何食べるの?崎陽軒?」
「あ、わかった!お寿司だ!」
「三崎港おいしかったですよ(吉井ブログネタ)。この間初めてスシローにもいきましたけどスシローもおいしかったですよ!」
「スシローのプリンおいしいんですよ。知ってる?」
スシローとか行くんだ!でもプリンおいしいならいくよねぇ。
気を持たせるMCとかも。
「みなさんUTANOVAでカバー曲とか聞きたいですか?」
うんうん
「じゃやりましょう!」
(わーーーい)パチパチパチ
「次回のUTANOVAから!!」
(えーーーー。心の声。でもみんなそう思ってたのでは笑)
ほかにもせっかく横浜でやるから横浜にちなんだ曲をやろうかとか、Z世代の話からの「我々世代は『Z』といえばマジンガーZかドラゴンボールZ」というからドラゴンボールの歌をやるのか?と思ったりとか。あとちらっと「コッシーの歌とか」なんとか言ってたので「ふたりはさかさまやるのか?」とか。ええ。どれもやりませんでしたけども(笑)。
あと、「みなさん花粉症大丈夫ですか?(吉井さんは花粉症はまだなんとか大丈夫らしい)最近はスギから変わってきたみたいですね」とか花粉症の話をして、では「花粉症の歌を」っていうから???てなってたら。
「そんな歌ないか」
ほかにもなんか言いかけて「あ、やっぱいいや」っていうのがちらほらあったなぁ。
ゆるーーーい感じのMCが多かったですが。
コロナでとにかく音楽業界はダメージを受けている。当初はイエローモンキーの活動はいったんお休みしてソロ活動する予定だったけれど、コロナでいろいろ予定が変わった。先のことはわからないしなかなか予定が立てづらい。変わることもあるかもしれないけれど、網の目をくぐりながらいろいろやっていこうと思う。早くしないとヒーセも死んじゃうし(笑)。
というようなことも言ってたので、イエローモンキーのほうの活動も意外と早いのかもしれません。いつぞやのメッセージでたしかエマちゃんが2021年の年末くらいから少しずつ動き出して……みたいなことを言っていた気がするので、当初は早くても2022年後半とか?2023年くらいにバンド再開するのかと思っていましたが、もしかしたらもうちょっと早くにまた4人に会えるのかもしれません。ファンもそんなに若くないと思うので、なる早でお願いしたいです。
***
肝心の歌ですが。
大きい会場と違って狭いハコなので、ダイレクトに歌が聞こえてきて、その迫力に圧倒しました。
というのはですね……なんと今回座席が超神席!
最前列ど真ん中。ロビン目の前!!!
今までいろんなライブに行きましたが、今までの中で最高に近いです!!!
そして、、、
今回最前列でした。
もう視界を遮るものは何もない。目の前にロビンが。私、明日死んだりしないよね、、、
— yoshi@BELIEVER.30周年ありがとう✨31周年おめでとう✨ (@yoshi_SUGARFIX) March 26, 2021
今回整理番号早かったのでひそかに期待はしてたんですが、会場入って座席表見て震えましたよ。本当に目の前にいてよーーく見えました。頭の先から爪の先まで全部(笑)
いつものごとくシャツのボタンも結構開いてまして、首から肩のラインの骨格がまあきれいなこと!50代でこの体型を維持してるってすごいよなぁ。
私、吉井さんのほうれい線が結構好きで、あのちょっと口角が下がっている口元とかも。
2016年に復活した当時、ソロを追ってなかったこともあって久しぶりに見たロビンに「かれちゃったなぁーー」と正直ショックを受けたのですが(苦笑)。今ではすっかり「ほうれい線がない吉井和哉は吉井和哉ではない」と思うくらい。
歌っているときは普段私たちが目にする吉井和哉だけれども、一曲一曲歌い終わるごとに安心したのか口角が上がってほっとした表情に。その一瞬の「素」が見れるのが小さいハコならではの良さでしたね。
もうとにかく「こんなに近くで見れることなんでこの先死ぬまでないかも!?」と思い、終始ガン見してました。演奏中に左足でリズムをとる、その音までもよく聴こえました!
***
そんなわけで、目の前でロビンが歌っていたので「自分のために歌ってるんじゃないか?」と錯覚するくらいでどの曲もよかったんですが、自分的山場はライブ中盤のLOVE&PEACE~BELIEVE~HEARTS。
もうこれ以上 悪い出来事が 君と僕とに起きないように
年を重ね 時代が変わっても ハートのドクロは元気でいる(LOVE&PEACE)
離れても そばにいても 変わらない想いがある
人は皆 星になる そのわけはその時わかる(BELIEVE)
帰りたい帰れないあの日の街には そろそろ始発のバスに乗る
心が心を笑える時には どうして姿形はないんだろう(HEARTS)
現実とは残酷。人が普段口にしにくいようなことを音に乗せて表現できるのが歌の良さ。吉井さんが作る歌はハッピーなことを歌っている歌でもちょっぴりのもの悲しさがある。「幸せいっぱい」な歌はそれはそれでいいけれど、悲しみという感情があるからよりリアルに感じられて、よりいっそう「幸せであること」がしみてくる。そして「それが長く続かないこと」も。
そして、この3曲だけじゃないけど、吉井さんが作る曲ってDメロ?Fメロ?最後のサビに入る前のフレーズがいいんですよ。上に抜き出した歌詞のうちBELIEVEはその部分。いやあホントBELIEVEいい曲だ。
っていうか昨日のライブでもBELIEVE歌い終わったとき吉井さん自分で「いい曲だな」って言ってました。
そしてラストの『TALI』。
個人的にTALIは吉井ソロの中で一番思い入れがある曲。活動休止後(結局解散しちゃったけど)初のシングルで、聞くと何とも言えない悲しい気持ちがよみがえる曲です。
でも、昨日のライブでは、イエローモンキーのマネージャーさんが最近ご結婚されたそうで、マネージャーさんに送る一曲として歌われました。会場が何とも言えない温かいムードに包まれ、ステージ袖にいたマネージャーさんもきっと喜んだことでしょう。
途中の歌詞の「育子」のところを、マネージャーさんのお相手の名前に変えて歌っていて、同じ名前の方いいなぁ。うらやましい(笑)
いやあ、TALIってやっぱいい曲だなぁ。コード進行っていうんですかね、あれがツボなんですよね。
ブログタイトルの「ねぇ足りないものはなんだろう?」はTALIの歌詞なのですが、最近なんだかんだ言って足りないものってないのかもしれないなぁって思うことがあります。
コロナで以前とは同じように行かないことも多いけれど、こうやってライブに行って生の歌を聴くことができる。プライベートでもまあいろいろあってもそれなりに楽しく過ごしている。仕事も年齢とともにいつまで続けられるのだろうと不安がないと言ったらうそになるけれど。大事なものさえ変わらずにあればそれだけで十分なのかもなぁ。なんて。年のせいかな。
その大事なもののひとつが私にとってはライブなので、これからもずっと行き続けたいし、早く以前のような光景がもどってほしいと思うわけです。拍手のライブに慣れてしまって歓声を上げることを忘れる前に。