わが家の家づくりを振り返るシリーズ、『無印の家のつくり方』。
今回は第6話。
↓『無印の家のつくり方』【契約編】の一覧はこちら↓
■第2話:理想と現実のギャップ
■第3話:子ども部屋に思うこと
■第4話:注文住宅という選択肢
■第5話:はじめての「無印の家」
■第6話:2階建て vs 3階建ての結末 →この記事です
■第7話:土地決定。一大プロジェクトスタート
できたばかりの無印の家の内覧会へ行き、営業さんとのやり取りがはじまりました。
家を建てることに向けて動き出した矢先、希望を満たすためには3階建てでないと難しいことがわかり、さあどうしよう!?が前回の話。
はじめての不動産屋
無印の家の内覧会に行ったあと、自分たちでも土地を探してみようと、恐る恐る?近所の不動産に行きました。
モデルハウスも敷居が高いですけど、不動産屋ってなんであんなに入りづらいんでしょうね。お客になりそうもないと思ったのか、つれない対応ですし(苦笑)
滞在時間はほんの5分?10分くらいでしたが、そこで知ったのが、まず希望としている学区内はそもそも売地の出物が少ないこと。
さらに出物があったとしても、予算内で買えそうなのは小さめの土地。
無印の家の営業さんが言ったとおり、希望を満たすためには3階建てとなることが濃厚だとわかりました。
3階建てに抱いていたイメージ
物件との出会いは運やタイミングっていうけれど、タイミングよく予算内で買えそうな土地が出てきても「3階建てになるのか……」とトーンダウン。
というのも、当時の私は、3階建てに対してあまりいいイメージを持っていませんでした。
このころすでに片づけの仕事を始めていたこともあり、3階建ての家事動線の悪さがどうしても頭をよぎります。
高いお金を払って家を建てるのに、わざわざ住みづらい3階建てを選ぶのって…という気持ちが拭えませんでしたし、周りからも同じようなことを言われました。
何とかして2階建てを建てる方法がないか? そればかり考える日々が続きます。
そんなに3階建てって不便なの?
人に聞けば聞くほど、ネットで調べれば調べるほど、3階建ての悪いイメージばかりがでてきます。
でも、人っておもしろいもので、ある方向に傾きすぎると反動が起こるんですね。
あまりにも3階建ての悪いところが入ってきて、だんだん疑問というか反発したい気持ちが出てきました。
確かに3階建ては2階建てに比べると不便だけど、そこまでひどいわけ?
なら、3階建てにしてみようじゃない!みたいな(笑)
いろいろ見聞きして思ったのは、そもそも2階建てと3階建てを比べることに無理がある。
1階→3階への移動は意外と少ない
2011年2月。
MUJI新宿家センター企画の「入居者宅に聞いてみよう 入居者座談会」というイベントがあり、参加することにしました。
イベントでお話しされていた施主の方が都内に3階建ての木の家を建てた方で、「条件が厳しい土地の中でいかにその土地を活かした家を建てるか?」という観点で家づくりを進めたとお話しされていました。
そうそう、そうなのよ!
「○○だから××できない、じゃなくて、○○でできることはなんだろう?」って考え方、大事だよね。
イベントが終わって、施主の方に3階建ての住み心地を聞きました。
そのときに印象だったのが、
「1階から3階までいっきに昇り降りすることは1日の中でそんなにありませんよ」
という言葉。
そっか。
1階から2階、2階から3階の2フロア移動なら2階建てと変わらない。
配置を工夫すれば3階建てもいけるかも!?
メカラウロコの瞬間でした。
後日、この施主の方の入居者見学会があり、実際のご自宅を拝見させていただきました。
施主の方も覚えてくださっていて(笑)、収納スペースの建具のレールを何本にするかとか、それによって奥行きをミリ単位で決めたとか、とにかくコアな話が聞けました。
このときに聞いた話のうち実際に家を建てるときに参考にさせていただいたこと、いくつもありました。
そんなこんなを経て、3階建てに抱いていたネガティブな気持ちは薄れ、前向きに3階建てを検討するようになったのでした。
次は第7話。契約編ラストです。
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