わが家の家づくりを振り返るシリーズ、『無印の家のつくり方』。
今回は第2話。
↓『無印の家のつくり方』【契約編】の一覧はこちら↓
■第2話:理想と現実のギャップ →この記事です
■第3話:子ども部屋に思うこと
■第4話:注文住宅という選択肢
■第5話:はじめての「無印の家」
■第6話:2階建て vs 3階建ての結末
■第7話:土地決定。一大プロジェクトスタート
「どうせお金を払って買うなら戸建てがいい。そうじゃなければ賃貸マンションで十分」
そう思っていたのが、双子が産まれて家族が増え、考え方に変化が出てきたのが、前回までのお話です。
シンプルライフブログが流行りはじめる
ちょうど下の子たちが生まれるころと前後して、シンプルライフ系の人気ブログがいくつか出始めました。
有名どころで言うと、kakoさんの『空に近い週末』。
残念ながら書籍化されてすぐブログを閉鎖されましたが、kakoさんのブログを読んでいた片づけのプロは多いんじゃないかなぁ。
ちょうど家の中のものが加速度的に増えたこともあって、片づけブログはよく読んでましたし、整理収納アドバイザーの資格をとったのもこの頃です。
子供が二人増え、60㎡に5人家族となり、今までのようにゆったりとは使えなくなったものの、ブログを見たり資格を取ったりして自分なりに片づけをしてました。
実はそのころ、そんな様子をつづった、整理収納手帖の前身となるブログもやってました。
※今は見れません。検索してもたぶん見つからないです。
ただ、この頃は子育てでいっぱいいっぱい。
家をどうするか考えるようになったのは、もう少し先です。
次のタイミングは小学校に入るとき
「家をどうするか?」を意識したタイミングは、小学校に入るときでした。
実際、このタイミングで家を買うことを考える人、多いです。入学してからだと、途中で転校させることになるかもしれませんしね。
私も、「この先どうしようかな」と漠然と考えることが増えてきました。
買うならそろそろさがしはじめないと。
でも、夫は家を買うことに消極的。まあ、男の人にしてみれば、家を買うって一大決心ですしね。
ネットで細々と情報収集する日が続きます。
必ずしも戸建てでなくてもよい
冒頭で、「どうせお金を払って買うなら戸建てがいい」と書いたけれど、マンションがまったく対象外なわけではありません。
条件を満たしさえすれば、マンションでもOKでした。
その条件とは、
- 学区が変わらない
- 子どもたち一人ひとりの部屋がとれる広さがある
私自身が小学校入学時に引っ越ししてるので、不可抗力な理由ならともかく、わざわざあえて転校させたくない。
そこそこ広さのあるマンションをリノベーションするのもおもしろいかも!?と、中古マンションも調べたりしました。
世の中はマジョリティ向けにできている
調べてみてわかったのが、世の中に多く流通しているものはマジョリティ向けだということ。
供給されているマンションの間取りの大半は、子どもが1,2人いる家庭を想定。子どもが3人いる家庭向きの間取りは、そもそも戸数が少ないんです。
これ、双子が生まれるまでは全然気づかなくって。双子が生まれて実感しました。
とくに子どもにまつわる環境は、マジョリティだらけ。
下の子たちの子育て中に経験した出来事なんですけど、ママ向けのある集まりに参加しようとしたら、主催者の人に感じ悪く断られたことありました。
「赤ちゃんはひざの上にのせての参加だから、(二人いるのに)できますか?こっちでは面倒みれませんよ」
って。
(ならば最初から”大人一人につき子ども一人”って書いてよ・・・)
私の場合は双子なので若干イレギュラーですけど、兄弟姉妹パターンなら”大人一人につき子ども複数連れ”って、普通にありますよね。
※結局、「あ、私は対象ではないんだな」と、その子育てサロンにはもう行きませんでしたが
今考えると、こういう経験が「ライフオーガナイザー」を職業に選んだ理由のひとつかもしれません。
多数派のルールがすべてじゃないんと思う。
この辺じゃマンションでは希望を満たせない
おっと、話がずれました。マンションの話に戻します。
一般的にたくさん供給されているのは、2LDKや3LDKという間取り。
この、○LDKという考え方は、『LDK(リビングダイニングキッチン)以外に○個部屋がある』を意味します。
わが家のように子どもが三人いる家庭が子一人一人に部屋を与えるには4LDKでないと無理。
けど、この辺りだと主流は2~3LDK。4LDKの供給は少ないのです。
そりゃそうですよね。
そんなわけで、マンションを購入するという選択肢はほぼなくなりました。
「ああ~、やっぱりわが家は家を買うのは無理なのかも…」
でも、条件は譲れない。
「それなら賃貸でやりすごす!?」
でも、今の3LDKにこのまま住み続けるにしても、部屋の使い方は考えなければいけないので、どっちにしろ悩むことには変わりありませんでした。
第3話はこちら。

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