前のブログで、『後悔しない家づくり』というカテゴリで、家を建てた話を少しずつ振り返って記録に残すつもりが、かれこれ五年が経過……
せっかく書いた記事がこのままでは浮かばれない?ので、気持ち新たに『無印の家のつくり方』というカテゴリを作って、記事を引っ越しさせました。
まずは契約編。
↓『無印の家のつくり方』【契約編】の一覧はこちら↓
■第2話:理想と現実のギャップ
■第3話:子ども部屋に思うこと
■第4話:注文住宅という選択肢
■第5話:はじめての「無印の家」
■第6話:2階建て vs 3階建ての結末
■第7話:土地決定。一大プロジェクトスタート
第一話は、以前のブログで書いていた、無印の家を契約するところまでの話のリライトです。
良くも悪くも、暮らしの価値観を作った子ども時代
「私」と「家」について、子ども時代までさかのぼります。
今の家は持ち家ですが、それまでの人生のほとんどは借り家(集合住宅)で過ごしていました。
もしかしたら都会育ちの人は『生まれてからずっとマンション暮らし』も、そう珍しくないのかもしれません。
でも、地方出身な私。
周りは一戸建て率が相当高かったです。そもそも当時はマンションとかほとんどなかったですね。
そんなわけで、一戸建てへの憧れがあったし、自分の部屋への憧れは強かったです。
とにかく「自分だけの空間」が欲しかった!
高3のときに戸建てに住んだんですが、初めて自室(1/3は親のモノが置いてあったけど←子供部屋あるある)ができたときはうれしかったなぁ。
なので、高校卒業後の進路は迷うことなく東京の大学へ。
念願のひとり暮らしに期待しかなかったです。
私の経験上、もし子どもに早く自立してもらいたいなら、子ども部屋は快適にしすぎないことです(笑)
一戸建てへのあこがれは、仕事で満たす
今の仕事をする前は、建築模型を作る仕事を10年弱やっていました。
当時、時代は大型マンションブーム。になりつつあり、作る模型も大型のものが増えてきました。
戸数が何百世帯もあって豪華な共用部があるマンションにお住まいの方、築年数は15年前後じゃありませんか?
そんなマンションブームの中、ときどきではありますが、戸建ての模型も作っていました。
マンションの模型はモデルルームに飾る用ですが、戸建ての場合はプレゼン用。
注文住宅の受注を取るための模型なので、家も大きいけど中身も豪華な物件が多かったですね。
図面を見ながら模型を作るのは、家づくりのミニチュア版?
一戸建てにはあこがれるけど、いざ「家を建てたいか?」と言われるとそこまででもなく、模型作りでそれなりに満たされていました。
暮らしが変わると気持ちも変わる
一人目が生まれてからも「戸建てじゃなくてもいいかな」は変わりません。
当時住んでいたマンションが3LDK60㎡で、大人二人+子供一人には十分な広さだったことも理由のひとつだったのですが。
どうせお金を払って家を買うなら戸建てがいい
そうじゃないなら賃貸マンションで十分
というこだわり?があったから。
そんな気持ちに変化がでてきたのが、それから数年後の下の子たちの誕生です。
そういえば、周囲に双子の妊娠を打ち明けたときに言われた印象的な言葉があります。
「マンション買ってなくてよかったね」
もし家を買っていたら、きっと子どもが一人or二人を想定して買ってただろうからよかったね、ということです。
実のところ、家を買わない理由のうち、そういう視点はあまりなかったのですが、言われてなるほどと思いました。
「ああ、自由のきく賃貸でよかったなぁ」と。
そして。
3人の子どもたちが大きくなるにつれ、「この先どうしようかなぁ」と考えるようになりました……
第2話はこちら。
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