【Twitter→テレビへのタイムラグ】台風19号でこの一週間Twitterを見まくっていた私が感じたこと

最初は台風19号の備えや対策などを取りまとめる記事を書こうかとも思ったんですけど。

こういう非常事態になると、いつにも増して情報収集のスイッチが入る私。今回もかなり前からTwitterを見まくってたんですが、そこで起こっていたことについて書きたいと思います。

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Twitterからテレビへの情報伝達のタイムラグ

自分が子どもの頃は情報の入手手段はテレビか新聞でしたが、今はダントツでTwitterです。Twitterが情報の鮮度としては一番新鮮です。

たとえば養生テープ。

10日のあさイチで『窓ガラスに養生テープを放射線状に貼って、割れたときの飛散を防止する』という台風対策が放送されたようで、Twitterでも『養生テープ』がトレンドに入りました。

2019年10月10日のトレンドワード | トレンドカレンダー

でも、実は養生テープネタはTVで放送されるよりも前にTwitterでは台風対策として情報が出回っていました。

最近のテレビ局は、Twitterからも情報収集しています。

実際、たくさんリツイートされている投稿には、「○○テレビの××です。詳しくお話をお聞きしたいのでDMを送らせていただいてもよろしいでしょうか」ってコメントがよく入ってます。

ですから、今回の養生テープもTwitterから拾ってきたのかもしれません。

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で、ここからは私の想像なんですが。

おそらくですね、TVで紹介される前にすでに養生テープは品薄だったのではないかと思われます。

さらにテレビで紹介され、街は養生テープを買い求める人たちであふれ、どこにいっても養生テープが売り切れ、という状況になりました。

この一連の流れを見ていて思ったのが、TVで流される情報は放送された時点ですでにある程度時間が経っている情報だということ。

特に、時間にシビアな情報の類であればあるほど、情報を入手する速さが情報の恩恵を受けられるかどうかの鍵であること。

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情報を入手するのが遅れるとどうなるか?

大事な資源である時間を無駄にしてしまう。これに尽きます。

今回の場合、養生テープを置いてある店を探し求めるために費やした時間がそれです。

もっと早く情報を入手していたらすんなり養生テープを買うことができ、養生テープを探す時間をもっと他のことに充てられたかもしれません。

ちなみに、養生テープがちょうどなくなってたこともあって、台風対策の買い出しをしたときのついでにチェックしましたが、近隣の店舗にはすでにまったくありませんでした。

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よさそうに見える情報は必ずあとから批判も出る

その、養生テープによるガラス片の飛散防止対策について。

Twitterにはいろんな人が暮らしの知恵的なことをツイートしてくれます。

私は新潟出身なので大雪対策なら身近な存在でしたが、台風対策はそれほど身近な存在ではありません。なので、「台風が多い地域はこんな風に備えているのか~」とTwitterを見るたびに感心していました。

もちろん、今回の養生テープによる対策も知らなかったので、「へーーそんな風にするんだーー」と思いました。

でも、しばらくすると出てきました。放射線状に養生テープを貼ることに否定的なツイートが。

テープを放射線に貼ることで、風を受けたガラス面の中央部に負荷がかかりむしろ割れやすくなるという情報です(「応力集中」というそうです)。

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私は専門家ではないので、どっちが正しいか正しくないかはわかりません。

というか、今回の養生テープに限った話ではなく、どんな情報も状況によって正解は変わります。情報の良し悪しは最終的には受け手が判断するものであり、今の自分にとっての最適解を選ぶ能力が、情報の取捨選択力だと思ってます。

確かにテープが貼ってあればガラスが割れた時に破片がテープにくっついて飛び散らなさそうですし、確かにテープが放射線状に貼ってあればガラス面に圧がかかったときに中心を起点に割れやすくなりそうです。どっちの情報もたぶん正しいんです。

大事なのは、その情報を自分の状況に置き換えて最適な情報を選ぶこと。

ひとつの情報だけで判断するのではなくほかの視点はないか?メリットだけでなくデメリットはなにか?

『養生テープを放射線状に貼るとよい』という情報はTVで拡散されましたが、『養生テープを放射線に貼らない方がよい』という情報を知ってる方はどのくらいいたのでしょう。気になります。

余談。
今回私は養生テープを放射線状に貼る対策をしなかったんですが、その理由は養生テープがなかったからではなくて、窓ガラスの外側でできる対策を探していたから。
とにかくできるだけ割れてほしくない!
なので、今の時点でできる対策を考え、100均で防鳥ネット買ってきて2重にして取り付けました。
ちゃんとした防風ネットは目がミリ単位のようですが、私が買った防鳥ネットは1.5cm。長女には「鳥を防いでどうすんのw」とか、夫には「こんなんで、飛んでくるもの防げないよ」とか言われましたが、気休めでもいいんです。しないよりはましです(苦笑)

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TVで放送される情報はほんの一部にすぎない

災害が起こったときにTwitter見ると、テレビでは報道されていない地域の被災状況までわかります。

川崎市住みの私は、今回の台風19号でなじみのあるところがニュースで取り上げられました。二子玉川とか武蔵小杉とか。

二子橋の東京側である二子玉川近辺の被害状況は大きく報道されているのでご存知の方も多いと思いますが、二子橋の川崎側も東京側と同様に浸水していました。

また、武蔵小杉のある中原区では、Twitterみると等々力緑地あたりは湖のようになっていたみたいですが、やはり大きく報道されていたのは駅前の高層マンションの冠水。

テレビで放送されるのはインパクトの強いものが取り上げられるんですよね。

今朝になって、被害状況を確認しようとTwitterを見たら、わが家のわりと近所のところで床上浸水していたことを知りました。

ニュースはテレビで報道されているものがすべてではありません。

今の時代、やはりネットからの情報収集は欠かせない。そう感じた台風19号でした。

最後に。

まだまだ予断を許さない地域にお住まいの方もいらっしゃるかと思います。被害がこれ以上広がらないことを祈っております。