今週末に片付け講座があるので、利き脳の話をするにあたってちょっと調べものをしています。
利き脳って内容によっては疑似科学的にとらえられがちなので、なるべくそう思われないようにと思って。
右脳左脳について調べていると、脳には優位性があることや”優位半球”と”劣位半球”という呼び方があること、言語野があるほうが優位半球と呼ばれることを知りました。
さらに調べると、言語野は90%程度の人が左脳側にあるそうで、利き手別だと右利きの人は95%程度、左利きの人でも60~70%の人が左脳側に言語野があるとのこと。
(いくつかのサイトや文献をググっただけなので、認識不足があるかもしれません)
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へーーーそうなんだ!
90%の人が左脳側ってことは残りの10%が、左利きの人だけを見れば3,40%の人が右脳側に言語野があるってこと。必ずしも左脳=言語脳ってわけでもないのね。
ちなみに、脳の機能については左脳と右脳では異なりますが、機能に個人差はないそうですよ。
↑右脳と左脳の機能に個人差はないことについて書いてあります。「利き脳がどうたら」とか話をしている立場としてリンクを貼るのはちょっと気が引けますが(苦笑)、他の脳の話についてもおもしろいので興味のある方はぜひ読んでみてください!
うーーん、脳の話は奥が深いですね…。
そもそも、私は脳の専門家ではないのでそこまで深く知っておく必要はないのですけど、『人によって差がない』ということになると、たとえば空間認知が得意な人と苦手な人の差はどこから来るんだろうなぁ、と不思議に思います。
機能自体に個人差はないけれど、性能?処理能力?に個人差があってそれが得意不得意に表れるんでしょうかね。脳って複雑ですね。
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ちなみに、ライフオーガナイズ協会による『利き脳片づけ術』は、坂野登京都大学名誉教授の「しぐさ利き脳理論」をベースにして、協会が独自に片づけに応用してまとめた、行動やクセを知るためのライフオーガナイズの手法の一つです。
「利き脳」片付けというキャッチーなフレーズが先走りして、ライフオーガナイズ自体がうさんくさくエセ科学的なふうに思われがちなんですが、あくまでも伝えたいのは「人それぞれ違うこと」。
認識の仕方や思考のクセのようなものは人それぞれ違う、ということ。
世の中には、左脳の機能(言語処理や部分認識)が得意な人苦手な人、右脳の機能(非言語処理や全体認識)が得意な人苦手な人がいて、「その得意不得意を知って片づけに生かしましょう!」という感じです。
ラフにまとめすぎ??(^_^;)
そうそう。あと、ライフオーガナイザーは「利き脳片付け”診断”」と言う表現は一切使っておりません。
もし使ってるとしたらその人はライフオーガナイザーではないかも……(^_^;)
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右脳左脳の機能分化に個人差はないとはいえ、うちの双子は利き脳チェックをすると相反する利き脳という結果になりますし、実際にも早いころから身体的な違いは表れていて、右半身が優位な子と左半身が優位な子とに分かれてました(もっというとつむじの巻きが左右対称。まあこれは表面的な特徴ですね)。
そんなわが家の一卵性双子は、同じような自宅環境で同じようなものを買い与えて育ったにもかかわらず、おもしろいもので部屋の様子にも違いが表れています。
なんかまとまりがなくなっちゃいましたけど。
「利き脳」とか「左脳・右脳」とかという言葉に胡散臭さを感じる方も、「人によって認知にクセがあって、それは片付けにも影響がある」ことは知っておいてほしいなぁと思うわけです。