「家事シェア」という名の「家事分担」は負担のなすり付け合いになりやすい

片づけ収納ドットコム、9月の担当記事が昨日UPされました。

テーマは『家事シェア』。

私、この手の分野の話、好きです。思うことはたーーくさんありますし、書こうと思えばいくらでも書ける?テーマです。

協会のWEBマガジンなのでやや抑え目に書きましたが、書き足りない分をブログで書こうと思います。

スポンサーリンク

人手が増える=問題解決なのか?

ちょっと前にこんなツイートをしました。

『半分こ刀』という道具が出て来た回だったんですが。

テレビのチャンネル争いをしていたのび太とドラえもんは、ママから「いっそのこと、テレビを半分こにしたら」と言われる。それを聞いたドラえもんは、ポケットから『半分こ刀(とう)』を取り出した。この刀は切ったものを二つにでき、どんなものでも元の大きさの半分になるという。

さっそくテレビを半分にした二人が、それぞれのテレビを見て楽しんでいると、しずかから電話がかかってくる。一緒に宿題をやる約束をしていたのだ。こまったのび太は、自分を二人にすることを思いつき、自分の体を半分こ刀で切ってしまう。https://www.tv-asahi.co.jp/doraemon/story/0530/より引用

「自分を二人にして、もう一人に宿題をやってもらおう」と思って道具を使ったのび太が、このあとどうなったかというと。

二人になってものび太はのび太。どっちもテレビが見たいのには変わりないので、どっちが宿題をやるかでけんかになりました。

人が増えたところで、みんながやりたくないことだと、だれがやるかでケンカが起こってしまう。

そう、押し付け合いです。

「人が増える」って必ずしも問題解決とは限らないんですよね。

スポンサーリンク

解決されたのは「自分の負担」のみ

人手が増えることで解決されるのは、自分の負担が減ることだけ。

たとえば、家事負担の割合が『妻9:夫1』だったのが『妻8:夫2』になるという具合。

このとき何が起こるか?

妻の負担は減るけれど、その分、夫の負担が増える。

負担が妻から夫に移動しただけです。

どっちかの負担を増らすにはどっちかの負担を増やすしか選択肢がない(と思ってる)状態だと、どっちがやることになってもあんまり雰囲気は良くないですよね。

わが家もそういうこと、もちろんありましたよ。

スポンサーリンク

そもそも10やる必要があるのか?

分担を考える前にすべきこと。

それは、

そもそも10するべきことなのか?

減らせるものはないのか?

やめてもいいしがらみや、捨ててもいいこだわりがあるんじゃないのか?

この図では、妻の負担は減って夫の負担は増えてますけど、どっちかの増えた減ったを考えるだけでなく、第3の方法として全体の負担を減らす方法はないか?

そんなことをお互いに夫婦で話し合い、考えることから家事シェアが始まるんじゃないか?

そう思います。

コメント